たまごは栄養の宝庫ですが、ひとつだけ短所が伴います。
この理由は、卵黄に含有している「コレステロール」です。
実際に、50グラムのたまご一つには、235mgのコレステロールを含んでいます。
但し、卵白には全くコレステロールが含んでいません)そういう理由で、
たまごは、数多くある食材の中においても、コレステロールの最も多い食材の一つとして浸透しています。
その影響で、偏った人は、たまごを全く食さないか、
たまごを食べてみるが黄身の部分を食べなかったといいます。
どうして、ここで過去形にしたかと言いますと、近頃では、
かつての不正確なコレステロールのウワサを信用する人は、そう多くはないのです。
善玉菌を増加させる工夫とは
コレステロールのメカニズムを簡単に説明しましょう。
過去には、「コレステロールは良くない」(「たまごは良くない」)とひとつに纏められていました。
しかし、そのうちコレステロールには、動脈硬化等といった因子をつくる
悪いコレステロール(悪玉)と血管を綺麗にしてくれる善いコレステロール(善玉)が存在する事がわかったのです。
身体の中の総コレステロールにも左右されますが、
かえって善玉の方は増加させた方が望ましいというのです。
身体の中に善玉コレステロールを増加させるには、
食物繊維、DHA,EPAを含む食品などをバランスよく摂ることです。
ですから、卵のコレステロールを排除するのではなく、
体内での善玉を増やすようにした方がいいというわけです。
それよりも、卵黄には、素晴らしい成分が含まれているのです。
卵黄にに含まれている素晴らしい成分
その、素晴らしい成分というのは、「レシチン」という成分で、
脂質の1つです。レシチンは、近年、注目を集めている成分ですので聞いた事があると思われます。
レシチンは、脳、神経、肝臓、心臓に含まれていて、非常に重要な成分と考えられています。
それに加えて、レシチンの乳化作用により、血液をキレイにし、
血液のコレステロールの数値を正常にキープし、
その結果動脈硬化を抑制する効き目が期待できると言われています。
こういった様に、卵黄には大切な成分が含まれている為、
コレステロールの事は先に述べたの様な食べ合わせで善玉菌を増加させる工夫を心掛けましょう。