1本のワインを造るのに何房のぶどうが必要か知ってますか?
1.2房
2.7房
3.12房
正解は・・・
2房
ワインを1本(750ml 入りボトルのワインを1本造る為に、
ぶどうが1kg~1.2kgを必要と言われています。
ワインは醸造酒の分類に分けられますが、
驚くことに、ぶどう果汁のみで造り、
水を全く使っていません。
同じ醸造酒のビール、日本酒や蒸留酒の
ウィスキーでは水の品質が非常に重要なファクターとなります。
しかしワインの場合は水を一切使っていないので全く関係ない)。
ワイン・ボトル1本分のジュースを搾れるだけのブドウがあれば、
ワインが1本できることになります。
果物屋の店頭に並ぶピオーネのような食用ブドウは、
大きくて、立派で、実がしっかり詰まっています。
木箱に入った高級品は1房が1キロを超えるものも多いが、
ワイン用のブドウは小さくて、実のつき方がスカスカ。
1房が500グラム前後とすると、
1本のワインやシャンパンを造るのに2房程度が必要となります。
(辛口ワインやシャンパンの場合)
甘口のデザート・ワインは、なぜ価格が高い!?
夢見るように甘美なデザート・ワインを造る場合は、
辛口ワインとは条件が全く違ってきます。
シャトー・デイケムを頂点とする超甘ロのデザート・ワインは、
水分を飛ばした、糖度が高いブドウから造ります。
水分が飛ぶと、果実は干しプドウ状になり、果汁を搾るのがたしへん。
乾いたタオルから水を搾るような感じになります。
そのような理由から、ブドウの樹1本から、
グラス1杯分のデザート・ワインしかできないなんてよく聞く話。
そのような理由から高級高価に。。
デザート・ワイン造りの現実は、決して甘くはないようです。