ご飯の追い炊きと蒸らしのコツを知っていますか?
少しコツを覚えるだけで美味しいご飯が食べられます!

炊飯器の炊き上がりのアラームが鳴ってすぐにはホッカホカの美味しいご飯が食べられません。
実は美味しくご飯を食べるにはまだまだ早すぎるのです。

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何故かというと。。

炊飯器の中にある炊きあがったばかりの、ごはんは、産まれたてベビーと同じ様なものです。
産まれたての赤ちゃんをすぐに外の空気にに触れさせてはカラダにも良いとは言えませんね。

産まれたての子どもも、ごはんも、正しいプロセスを踏んでようやく外にだしてあげることが大事なポイントになります。

追い炊きのコツ

ご飯が炊き上がって時間が経つと、炊飯器の内部の温度が下がる為に、炊飯器の内部に留まっていた水蒸気が冷えてごはんの上にポタポタ落っこちてきます。

そうすると、折角のごはんがグチャグチャになってしまいます。

考えてみれば、「お水の量はピッタリと測量したのにも関わらず、炊きあがったご飯が水っぽくなってしまった・・・」、なんて思い当たる節のあることもあるのではないでしょうか?

この水気を飛ばすには、炊きあがってスイッチがOFFになった後、2~3分過ぎてから、再びスイッチをONにします。このことが俗にいう*追い炊きで、さらに熱せられた蒸気は急速に釜の外側に押し出され、ご飯の上に落っこちた水気も一斉に飛ばされるます。

*二度炊きともいいます。

既にこのような仕組みを備えている炊飯器をお持ちの人は、炊飯器に任せておけば心配不要ですが、追い炊きの機能のない炊飯器を使用している方は、できるだけ手作業でこのポイントを実践してみてください。これによってご飯の美味さはぐんとアップするでしょう。

ここの部分は、最も基本的なことです!

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話は変わりますが、「始めちょろちょろ中ぱっぱ、ブツブツ言ったら火を引いて、赤子泣いてもふたとるな・・・」といったことわざにも、続きがあり追い炊きの奥義が存在するんです!

「・・・そこにバァ様飛んできて、わらしべ1束くべました」というフレーズががそれ。ラストにわらしべをくべ、一気に強火にするとは、まさしく追い炊きの事なんです!炊飯器に追い炊き機能が搭載されはじめたのは、少し前の事ですが、昔の世代の方たちは正しく追い炊きを実践していたようです。

蒸らしのコツ

追い炊きが済んだら、その次は「蒸らし」になります。

どれくらい蒸らすのが良いのでしょうか?

一般的に、炊飯器のスイッチがOFFになっても、内側のご飯は、まだまだ芯まで煮えていない生煮えになっています。蒸らしの作業を経るという事から初めて、芯まで熱の通った、ふっくらしたご飯が炊けるのです。

炊く量によっては多少の違いは考えられますが、蒸らしの時間は、追い炊き後に10分~15分が基準となります。蒸らしをおこなっているうちは、「赤子泣いてもふた取るな」の諺にしたがって、絶対にフタを開いてはいけません。蒸らしの真っ最中にフタを開けてしまうと、炊飯器の中の余熱が一斉に放出し、芯の残ったご飯になってしまうため注意が必要です。

蒸らしが終わったら、この辺でやっとフタを開け、ラストの仕上げに取りかかります。しゃもじで釜の中のご飯の上と下を引っくり返すように、ざっくりかき混ぜて行きます。こうする事により、ご飯粒に空気を含ませ、余分な水気を発散させる効果があります。

そうしたらこのご飯をお茶碗に盛って、美味しいご飯の味を思う存分楽しみましょう。

この頃の炊飯は機械任せとは言えども、こうやってみますと、美味しいご飯を炊くためには、なんといっても人間の知恵と技、そして愛情がなくてはならないものだと言う事がお分かり頂けるのではないかと思います。

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