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レシピを見るときに気をつけたいお米の量の表記の仕方。
ふだんの白いお米を炊く時は、研いだお米を炊飯器に入れ、目盛りまで水をいれたらスイッチ1つで炊きあがるもの。
でも、炊き込みご飯などを作る時は具材も多いし、どのくらい水を入れたら良いのか、困ることはありませんか。
料理本やクックパッドなどのレシピを見るときに気をつけておきたいのがお米の量の表記なのです。
気をつけてみてみると、お米の分量を表記には「カップ」、「合(ごう)」の2種類が使われていることが分かると思います。
1合は180ml、カップ1は200ml。どちらのカップが確認しよう!
カップ1は、ふつう、一般的な計量カップの1杯分(=200ml、200cc)の量を指します。
これに対し
1合は180ml、炊飯器の付属品についてくるカップいっぱいまで入れた量になります。
ためしに、1合のお米を計量カップに移してみてください。
計量カップの200mlの目盛りよりも少ないのです。
1合はカップ1より少ない分量なんですね。
炊飯器は、お米を炊くものなので、基準の単位がすべて合になります。
合は日本では昔から使われてきた計量の単位。
いまではお酒でしか馴染みがないかもしれませんね。
ちなみに10合は、1升にあたります。
例えば、計量カップで量った米、カップ3に対し、炊飯器の目盛り3まででは水が足りなくなります。
炊きあがったお米は当然、こわい(硬い)です。
レシピをよくみると、カップ表記の場合は必ず水分量も並記されているので、確認することを習慣づけてくださいね。
合表記のときは、炊飯器のいつもの通り目盛りに合わせればOKです。
表記はカップなのか合なのか、チェックしておきましょう。
炊き込みご飯、おかゆ、すし飯、赤飯などなど、水加減によってかなり仕上がりが変わってしまいます。
注意しないと、せっかくの準備も台無しですからね。
無洗米のカップは何のため??
ところで、最近はふつうのお米のカップ以外に、無洗米用のカップも付属されますね。
無洗米はすでにお米の表面の糠を取り除かれて出荷されていますから、お米を研ぐ必要がありません。
時間短縮とともに、お水を節約できるし、糠が下水に流されないので環境にも優しいとされ、で利用されている方も多くなりました。
さて。
この無洗米は、糠が取り除かれているのでふつうに精米されたお米に比べ粒が小さいのです。
なので、通常のカップで計量してしまうと、適量に比べて米の量が多くなってしまうのです。
無洗米を通常のカップで計量してから炊くと、ちょっと硬めじゃないです・・・・。
通常のカップで無洗米を計量するとおおよそ5%ほど多く計量されるといわれます。
それを防ぐために無洗米計量カップがあるのですね。
カップをトントンさせてぎっしり詰めないことが大事です!
お米を計るときにもうひとつ、気をつけたい点があります。
これをしてしまうと、お米の量が多すぎてしまうのです。
炊飯器のカップでも同じこと。1回さっとすくって分量まで入れればOKです。
もち米、玄米など精米方法や米の種類が違っても、どれもカップに入る重さは同じです。
ただし、水の量や浸水の時間が変わってきますから、確認してから炊き始めましょう。