日経MJによる2016年ヒット商品番付の西方をみていきましょう。
日経MJは日本経済新聞社が発行している、消費と流通、
マーケティング情報に特化した専門紙。
ヒット商品番付は、日経MJが行司となり、1年間の消費動向、
世相を踏まえ、売れ行、開発の着眼点、産業構造、
生活者心理に与えた影響を総合的に判断し作成されたランキング。
「東・西」は大相撲の番付表にならって、東方が西方より格上であることを示しています。
西の横綱は君の名は。、大関はAI
西方は
・横綱 君の名は。
2016年8月26日に公開された新海誠監督の長編アニメーション映画。
少年少女の入れ替わり現象と、
架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事が描かれています。
興行収入200億円で『ハウルの動く城』を超えて邦画歴代2位となりました。
ロケ地を巡る「聖地巡礼」ブームが起こり、
ファンは若者から中高年までに及んでいます。
・大関 AI
世界トップ囲碁将棋に勝利した話題性に加えて、
問合せ対応や資産運用の助言など、実サービスも次々と登場しています。
・大関張出 リオ五輪
メダル獲得数は過去最多となり、日本人アスリートが活躍。
閉会式は東京五輪への引き継ぎショーで「安倍マリオ」の演出が話題となりました。
・関脇 PSVR
プレイステーション4につないで遊ぶ仮想現実(VR)のゲーム機器。
2週間で5万2000台を販売し品薄状態となりました。
・小結 広島
広島カープが25年ぶりにセ・リーグ制覇。
緒方孝市監督の「神ってる」は流行語大賞に決まりました。
米国大統領として初めてオバマ米大統領が訪問しました。
・前頭 小池百合子改革
小池百合子さんが8月に女性初の東京都知事に就任。
築地市場の移転延期や東京五輪会場の見直しなどに注目が集まりました。
・前頭 インスタ映え消費
ローストビーフ丼やオシャレ雑貨など、「インスタグラム」で
共有したくなる写真映えする商品が人気となりました。
・前頭 SNOW
動物の耳をつけるなど顔写真を加工でき、
一定時間経過すると画像が消える
「消える系SNS」と呼ばれる自撮りアプリ。
10代を中心にヒットしました。
・前頭 民泊
インターネット仲介サイトを通じて、外国人観光客へ
個人宅や投資用マンションを貸し出すビジネスモデル。
世界最大手エアビーアンドビーでは日本での利用者が
1〜10月で300万人を超え、前年の倍以上に達しました。
今後は法整備が課題とされています。
・前頭 ダイソン「スーパーソニック」
小型協力モータ搭載の高級ヘアドライヤー。
税別4万5千円と高額ながら昨日が評価され好調な売れ行きをみせています。
・前頭 料理動画サービス
1分程度で料理の手順を見せる動画サービス。
「テイストメイド」のフォロワーは約300人に達しています。
・前頭 カップヌードルリッチ
スッポンスープやフカヒレなどの高級食材を飼養した
プレミアムタイプの即席麺。
発売7カ月で1400万個と計画の倍以上の売れ行きをみせています。
・前頭 地方クルーズ
韓国・中国からの博多港などへの来航が増加し、
欧米のクルーズ各社によるアジア周遊コースも増えています。
・前頭 おやすみ、ロジャー
子供の寝かしつけのための絵本。
行動科学者の著者が自費出版したもので、
読むだけで子どもが眠くなる「心理学的効果」が実証されており、
SNSなどで人気に火が付き80万部を突破しました。
・前頭 ZEH(ゼッチ)
創エネ、省エネによるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス。
積水ハウスは上期の受注物件で72%が対応しています。
・前頭 ライオン「hadakara」
8年ぶりに発売したボディソープの新商品。
日本初の吸着保湿処方で保湿成分が洗い流されない点が人気となり、
計画比3倍の売上推移をみせています。
有職主婦など忙しい女性をターゲットに訴求し、
フローラルブーケの香り、リッチソープの香り、
フルーツガーデンの香りの3種を展開しています。
・前頭 逃げ恥(恋ダンス)
新垣結衣さんが主演をつとめた
TBSドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」が大ヒット。
星野源さんの主題歌「恋」にあわせた“恋ダンス”が話題で
録画視聴率が高かったことも特徴です。
最終回の総合視聴率は33%を記録しました。
・前頭 うまれて!ウーモ
タカラトミーのペット玩具。
たまごを温めると殻を割ってペットが出現し、お世話をし、
言葉を話しかけながら育てていく新感覚ペット。
知育玩具としても専門家がおすすめしていることもあり、
人気が高く、品薄状態が続いています。
・前頭 カズレーサー
お笑いコンビ「メイプル超合金」で人気。
高学歴芸人としてクイズ番組などでも活躍ぶりが注目されています。